2016年2月21日日曜日

京都でもサメが食える(市内周辺地域:洛外)

洛外というのは、京都市の中心部から外れた辺境の地区、つまり京都であって京都でない場所。

ある本を読んでから、住み処を「洛外」と称することにしました。
私はそんなところに住んでいます。

で、サメを食べるためにはこの辺ではその機会もなく、どこぞへ行ってシャークナゲットを食うのが関の山でした。

しかし、突然その日は訪れたのです。

京都でサメが売っている!(洛外)

家族からその言葉を聞いたときはにわかに信じられませんでしたが、いざ食卓に上ると待ち焦がれていたその身が皿に載っていたのです。

左はフライ、右は煮つけ(浅め)
今日の遅い晩餐がサメであるのは因果なものです。

実は今日、仕事の節目を迎え、部署を去るなかでとても多くの方によって自分がお仕事させていただいたのだと感じる機会がありました。

小さな手、大きな手それぞれたくさんの手が自分に力をもたらして、仕事をしていたのだと。
一人ではなにもできないからこそ、無能な自分が生きるのだなぁ、と。
本当にありがたい話です。

サメは一匹で雄々しく生きる生き物ではない、たくさんの命が受け継がれて初めて支え得る命であるのだと。そしてサメ自身は、それを知って生きているのではないかと。

味わいつつもそんな思いを抱きました。

近所のスーパーで売られていた「棒ざめ」。

東北宮城石巻港の水揚げの出自と、肉質から言ってほぼ間違いなく「アブラツノザメ」でしょう。

「煮つけ」でとの話でしたが、フライやフリッター、ソテーなんかもイケるとの情報も、昨日見かけて買うのを一旦躊躇した家族を通じて店員さんへ伝えました。
市場で買ったがいいは売るのに困っていた店員さんは大変喜んでいたそうです。

噂を聞きつけ、東北出身のお客さんが目の色を変えて買いに来たと売り場の方が話されていたそうです。

アブラツノザメはやはりおいしい。ほのかな白身の味わいは、煮つけもいいのですが、フライもかなりのもの。下味いらずで、サクッとふんわり。臭いだのなんだの言われますが、水揚げ後に下処理をきちんとできれば、他の白身魚に負けずとも劣らぬ上モノなのです。

遠い距離運ばれたこの命、私の口に届いたのは、本当にうれしい。
でも…東北で捕れた魚介の多くが東京を中心とする市場で消費されていたのに、わざわざこちらまできたのは、どういうことでしょうか。
少し気がかりです。

また新しい部署でもサメパワーで、何とか乗り切りたいですね。

でも棒ざめ一本はさすがに多いな(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見ご感想などご自由に!(公序良俗に反するコメントはNGです)