2015年11月6日金曜日

ユメザメの背骨を食べる(脊椎標本ができるまで)

 先日、お世話になった焼津の長兼丸さまより船上解体ショーで使用したユメザメCentroscymnus owstonii)の体の一部をいただきました。
 
駿河湾産ユメザメ、いわゆる「カクバラ」

 皮膚と背骨とその周りのお肉などです。

 皮膚は、乾燥させ皮標本として価値のない粗悪な出来となりました。欲張って大きいままで乾かしたのがいけなかったです。

  そんな中、背骨周辺の肉は乾燥させジャーキーに(非食用)。
 残った背骨はどうしたかと言いますと、お肉をきれいに除去するためある生き物に食べてもらうことに。 我が家の淡水魚水槽の住人であるスカベンジャー(残飯処理係)、3センチほどの淡水エビとカワニナです。

 肉はある程度腐らせ、指でそぎ落としてから骨様組織の見えるまで食べていただくことにしました。

 以前にも市販のアブラツノザメの背骨をしゃぶってもらいました。似たような状態から、最終的には脊椎骨を残しそれをバラバラに解体してもらうところまでやってもらえました。

 脊椎(椎体)は、「鼓」のような形状で脊索の組織まで食べてもらえました。

 件のユメザメですが、数週間たちまして周りの肉をほとんど食べていただけました。
 
大きさは10センチほどの背骨。肉はほとんど食べられた。


 椎体は、写真だと薄茶色の部分(脊髄)ではなく、下部のまだ軟骨に覆われている、より白い部分です。  わかりやすく「数珠(じゅず)」に例えますと、数珠のヒモが脊索、数珠の玉が脊椎、脊髄はその上に乗っかっている状態です。
 このまま放置するとすべてバラバラ(個々の椎体)になりますので、一部を背骨標本(という名のガラクタ)にして端部を切り再び食べ続けてもらうことに。
 この状態だとエビよりもカワニナの方がしゃぶってくれます。

 「ほねっこ食べてぇ~」状態です。(提供:サンライズ)

 また、あるサメ好きの方から「ツノザメ類は、脊索が大きいとの話を聞いたことがある」、との話題をいただきましたが、椎体のなかにある脊索(索とはひも状の意味です)は他のサメのものに比べてやや太い印象を受けます。でも椎体そのものがあまり大きくないので、大きなツノザメ(オンデンザメなど)で比較すれば明瞭かもしれません。
 ちなみにエビやカワニナは脊索まで食べるので、最終的には穴の空いた椎体ができることでしょう。 

 この模様をタイムラプスの動画に上げたとして、需要があるかどうかは不明です。
 うちじゃ、やんないよ!
  また数週間後に椎体だけになったらお目にかけましょう。

 ※最近、ロシアからのアクセスが増えています。なぜ?

Липницкая мило!
Путин причудливый?
Снег складывается в Москве.

Спасибо, что пришли.

(グーグル先生による翻訳なので意味が通じますかね)
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見ご感想などご自由に!(公序良俗に反するコメントはNGです)