2015年9月18日金曜日

サメ博士の憂い(毎日新聞コラム記事に寄せて)


毎日新聞と東海大学の提携記事で、サメ博士田中彰教授のオピニオンが掲載されています。
http://mainichi.jp/sp/tokaism/opinion/con35_1.html




2014年のメガマウス公開解剖についても言及されています。私が特に気になったのは、ご自身が駿河湾をフィールドに研究をされてきたことに対し、熊野灘(和歌山・三重県南部)や相模湾(神奈川県)をフィールドにするサメ研究者がいないということへの言及でした。
 いずれもメガマウスの発見に関わりながらも研究空白地帯で、もどかしい思いをされておられるのだと感じました。

 サメ研究への理解がもっと深まれば、研究者育成と研究環境の醸成が果たせるのでは、との悔しさでもあるでしょう。
 一時の注目でなく、継続的に関心を保つにはどうすればいいでしょうか? 最近のサメ動向について私の思うところでもあります。

(この記事は旧掲示板で2014年6月12日に書かれたものです) 

 2015年9月12日より鳥羽市「海の博物館」では、企画展「サメはこわい?おいしい?役に立つ?」が開催中ですが、期間中にサメ博士田中彰教授をお招きして、「サメのふしぎを探る」と題したサメのお話をするイベントがあります。
 ご興味ある方は、ぜひサメ展開催中の海の博物館へお越しください。
 日時:2015年11月22日 13:30~15:00 海の博物館内において開催(事前申し込み要) 

 関連コンテンツ: 田中彰先生のサメイベントの軌跡
 2004年 海と魚の探究セミナー(東海大学海洋科学博物館)
 2007年 サメ祭り(日本板鰓類研究会主催 東海大学海洋科学博物館)
 2013年 サイエンスカフェ「サメ展を2倍楽しむためのフカいい話」(須磨海浜水族園)
 


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