国立博物館を所管するミュージアム・ヴィクトリア(Museum Victoria)が頭部とヒレを取得したようですが、その過程でウバザメの頭部を詳細に3Dスキャンするという試みがなされました。
http://www.theage.com.au/technology/sci-tech/shark-gets-his-head-checked--for-science-20150814-giz1kg.html
動画で紹介されたスキャン画像は、まるで本物かのような出来栄え。
標本化するにあたって、剥製や液浸といった方法がとられることが多い中でそういった加工前のデータを鮮明な画像として残すことに意義を感じました。
アクアワールド大洗で展示されているウバザメの剥製標本(8.6mのオス) |
コストのかかる標本化ができない場合、こういった手法で正確なデータを取得することは、いたみやすい標本を時間をかけずに計測できる面もあるようです。実際に一時間ほどでスキャニングは終わったそう。
日本でも大型種が見つかった場合、例えばメガマウスなどで実用できるのではないでしょうか。
(京急油壺マリンパーク所有のウバザメ頭部液浸標本) |
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