いわゆるカスザメ(Squatina japonica)とコロザメ(Squatina nebulosa)、そしてタイワンコロザメ(Squatina formosa)です。
アクアワールド茨城県大洗水族館で、バレンタイン企画の一環でカスザメよりもレア度の高い「コロザメ」の展示が始まりました。
http://www.aquaworld-oarai.com/learning/aquaworld-friends/17248
なかなか飼育の難しいサメだそうで、その辺のこともあってか3/14までの「限定展示」とのこと。
で、なんでバレンタインの企画にコロザメが引っ張り出されたか。
このコロザメ、英名を「Clouded Angelshark」と言いまして、その「Angel」の部分に白羽の矢が立ったようです。
エンジェルを仲介役に見立て、キューピッドとみなす趣向ですね。
ちなみにキューピッドは、激しい恋の金の矢と恋を拒む鉛の矢をもつ気紛れな「天使」だそうです。
…「Clouded」はコロザメの雲模様を差しています。色的には…あっ!
ところでいわゆる「カスザメ」も、「Japanese Angelshark」というのですが…。「カス」というネーミングがよろしくないのでしょうか。
どうでもいい話ですが、このコロザメちゃんの生体を私はまだ見たことがございません。標本は沼津のある場所で見ました。
サメに詳しいある方は、カスザメよりも愛嬌のある顔をしていると批評されていました。フーン。
両者の違いは、体がやや赤みがかっていて、胸ビレの外辺の角度が鋭角なのがカスザメ、体にまだら模様があって灰色っぽく、胸ビレの角度が鈍角なのがコロザメだそうです。
高知県などでも見つかる「タイワンコロザメ(Squatina formosa)」は、ややこぶりでこの2種より歯の数が多いのが特徴のよう。
近年は新種が見つかり、世界で23種の仲間が知られています。
サメリスト(全種一覧 カスザメ)
大洗水族館では「ブサカワ」と評されています。カスザメ類は愛嬌があってええですなぁ。
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