サメ好きというものは、何かにつけてサメの形を想像してしまうものであります。
具体的には、三角形を見るとサメの歯やヒレ、頭を思い出すなどといった具合です。
言ってしまえば、抽象的な三角形の組み合わせでサメを想像してしまうことだってあります。
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鳥取県青谷町の青谷上寺地遺跡(あおやかみじちいせき) から出土した弥生時代の刀剣に、サメと思しき線刻が描かれていたそうです。
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このニュースを見た時は、きっと学芸員の方もそんな「病気」の方ではないかと思いましたが、実物は思ったよりもサメらしく、三角形の抽象画とは思えないほどサメを含意しています。
ではこれは何ザメか?
分かるわけないでしょう!
でもメジロ系のニュアンスがラスコーの洞窟壁画(オーロックス)のようなパトスから感じ取れなくもないです。(超テキトー)
こちらの出土品が出た場所は因幡の白ウサギ伝説でも知られる白兎(はくと)海岸とも指呼の距離です。
このことから因幡の白ウサギに登場する「ワニ」がサメであったという説に有力な証拠となりうるでしょうか。
古代海を渡って日本列島へ来た人々、海民とも称される私たちの祖先は、サメに対してほかならぬ敬意と畏怖を抱いていたことでしょう。
古代崇拝のアニミズムの象徴たるサメの姿は、今でもポリネシアの人々に受け継がれています。
現物は鳥取市内にある鳥取県立博物館で見られるようです。
青谷上寺地遺跡は、青谷町にあります。こちらにも弥生時代の発掘品が展示されています。
白兎海岸にも近い宝木地区の砂浜 |
ちなみに、青谷の名産で「日置桜」という日本酒は、ここにある山根酒造場の逸品です。私は加えて、強力米で醸造された「強力(ごうりき)」もお勧めします。
本当に良いお酒です。美味い!
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